昔のボクシングを語る時よく引き合いに出されるのが・・フェザー級史上最強チャンピョンは誰か
とか。・・昔のボクサーと今のボクサーはどちらが強いか。あるいはレベルが高いか。と言うもので
はなかろうか。ボクシング雑誌等を見ると、意外とこの企画が多い。**サンディーサドラーVS**アレクシス アルゲリョなんて絶対見ることは出来ないのに、真剣にやっている。それだけ関心が高いのだろう。あるいは自分の好きなボクサーに対する思い入れもあるのだろう。

「用語集・人名

**サンディー サドラー「Sandy Saddler」 
1926・6・23〜2001・9・18 アメリカ合衆国出身

元フェザー級世界チャンピョン

ウィリー ペップ戦の映像を見ると、その強打はある程度推測できる。打たれ強さも備えているようだ。
相対したボクサーは恐怖を感じただろう。体型は長身で痩せぎす。パナマ アル ブラウンと共通している。

**アレクシス アルゲリョ「Alexis Arguello」
 1952・4・19〜2009・7・1 ニカラグア出身

元フェザー・ジュニアライト「現スーパーフェザー」・ライト級世界チャンピョン。強打・テクニックと揃った
ボクサー私見を言わせてもらえばフットワークのスピードがそれほどでもなかったので私は魅力を
感じなかった。」



1 昔のボクシングの方が強い


当然ながら三つの答えがある。
その一・・・「昔のボクサーのほうが強かった。」 私の師匠・宮本昇などがそうであった。
  *宮本昇 **堀口弘さん・ベビーゴステロさんとも試合をした人で、ピストン堀口さんとも映画「青春
         賭博」で競演している。

用語・人名集

**堀口宏 1928・5・30〜

元日本バンタム級チャンピョン
拳聖ピストン堀口の弟である。私の師匠宮本昇は四度対戦している。宮本昇の話ではスピードとパンチ力はそれほどでもなかったがスタミナと手数が凄かったらしい。印象に残っている話では、1・2ラウンドは堀口が10発パンチを放てば、宮本も10発打ったそうだ。5ラウンド位になると堀口の十発にたいして5発位になったらしい。10ラウンドになると。相手の十発に対して、こちらは1発位しか打てなかったそうだ。

   


昔のボクサーのほうが強いとは直接言わなかったが、口調ですぐ分かった。・・ちなみに私の時代のボクサーで誉めたのは具志堅用高氏だけである。・・・これには後日談があり具志堅氏がファン グスマンからタイトルを奪取した試合が、たまたま私の試合の前日であり、遠征先の宿泊所でテレビ中継があり、二人で見た。

1ラウンド30秒が経過したあたりで、師匠が突然声をあげた。・・「これは強い。 パンチを打った時肩が入っ取る。」  そう言われたので注意して見たが私には良くわからなかった。
それまで私の時代のボクサーを誉めたことは、一回もなかったし以後も具志堅氏意外は誉めなかった。・・当たり前の事であるが、この一例だけを取ってもボクシングを見る眼はあるし、昔のボクサーに対する思い入れもあろうが、強い者は強いという客観性もある。したがって師匠の「昔のボクサーのほうが強い」という説も全く無視は出来ない。

*補足・・昔のボクサーを全員誉めたわけではない。サンディーサドラー・ピストン堀口・ベビーゴステロ
・金子繁治と言ったそうそうたるボクサーだけであったから、当然ともいえる。特にサンディーサドラーとピストン堀口に対する賞賛は凄かった。それに私の感覚では具志堅用高もウイルフレッド・ゴメスもアレクシス・アルゲリョも最近のボクサーなのだが、彼らを昔とするか最近とするかは、このサイトを見た人の判断でどうぞ。、

2 強いボクサーに昔も今ない

その二
「強いボクサーに昔も今もない」・・これは私の考えである。
厳密に言えば以前は昔のボクサーのほうが強いと思っていた。その根拠を述べて見よう。よく他のスポーツで昔と今の選手を比較される事がある。 その時決まって出てくるのが記録だ。昔と現代の選手では記録を比べると問題にならない。 したがって現代のほうがはるかにレベルが上という説だ。・・説得力がある。 記録と言う絶対的な証拠があるからだ。

この説はボクシングに関しては、あまり説得力がない。仮にサンディーサドラーがライト級で出現したら
フェザー級のサンディーサドラーは、ライト級のサンディーサドラーに絶対勝てない。
同じ理屈で行くと東京オリンピック100メートル金メダリストの、ボブ・ヘイズが体格が一回り大きかったら、北京オリンピックでウサイン・ボルトといい勝負をしたかもしれない。
昔と今では人間の体格が違う。当然現代の人間のほうがサイズが大きい。同じウエイトの人間が戦うボクシングでは体の大きさの利点は関係ない。・・強いボクサーに昔も今もない。

3 現代のボクサーの方が強い

その三・・「今のボクサーのほうが強い」 こう考えている人も多いと思います。
推測するにそういう人は現代のほうが、テクニックが進歩している。スポーツ医学が発展している。あるいは筋力トレーニングの技術が発展している。このような理由からではではないかと考えられます。 テクニックに関しては私はあまり練習しませんでした。
特に防御の練習などは殆どしませんでした。説明が難しいのですが、個々のボクサーにはアウトボクサ
ー・インファイター等の型があり、当然使うテクニックにも向き・不向きがあります。
向いたテクニックはスパーリングと試合の実戦で、自然に身に付きます。・・私の場合ですと、パリーイン
グ・スウェーバックなどです。体の硬い私はダッキング・ウィービング等のテクニックは下手でしたが、殆ど練習しませんでした。正解だったと思います。
向いたテクニックなら実戦で自然に身に付いていたと思います。

太文字の本からの参照・・・・・・・第一章

                    テクニックと実戦


補足・・・練習しないと身に付かないテクニックもあります。 ジャブ・ストレートパンチ・フットワーク等の
     基本テクニックと言われるものです。テクニックに関してはインファイターのほうがアウトボクサー
      よりも、ボディワーク・コンビネーションブロー等使う頻度はましますので、練習するべきか、
      しないべきか、アウトボクサーの私には不明ですのであしからず。

この実戦で自然に身に付いたテクニックが。当人には最も適しているとすると、、・・「実戦で身につけたテクニック」とここでは命名しましょう。  ボクシングの人気のあった昔のほうが、比較にならないほど、試合数は多いのですから、実戦で身に付けたテクニックは磨かれていることになります。従って現代のほうが、テクニックが進歩していると言う説もかなり揺らいできます。現代のほうがスポーツ医学が発展している。・・については、このホームページの他のタイトルを参照していただければ、分かるとおり、私は別の考えをしております。従って賛成しかねます。

筋力トレーニングの技術が発達している。・・これについては現代のボクサーのほうが有利でしょう。と言うより昔のボクサーは筋トレをあまりやらなかったそうです。・・パンチ力をつけるには、サンドバックを打つこと。  この考えが主流だったそうですが、これもけっして間違いではありません。筋力トレーニングの利か試合数の利か。・・試合数のほうに分があると私は思うのですが。      





現在位置 > 強いパンチを打つ秘密はこちら

> 昔のボクシングと今のボクシング

最初に

このページ「昔のボクシングと今のボクシング」は本「ボクシング人生」とは関連性はありません。
ただ項目の・・「昔のボクシングのほうが強い」については私の師匠であった宮本昇から聞いた
話が内容を占めています。

本「ボクシング人生」の注文方法は
トップページの商品の注文方法に
記載しております。

本を購入された方には、購入後にも
ボクシング・コンディション等の質問
を無料で受けつれております。その際
はメールにてお願いいたします。
ピストン堀口 ・ベビーゴステロ・関西の鉄人・宮本昇

昔のボクシングと今のボクシングの違いは